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サブリース(一括借り上げ)
サブリースとは?
「一括借り上げ」とも呼ばれるサブリース。不動産オーナーが所有する物件をサブリース会社がまるごと借り上げ、運営を行うというスタイルです。
入居者の募集から物件のメンテナンス、家賃の管理などすべてサブリース会社が請け負ってくれるため、オーナーは一切の管理業務を行う必要がありません。
また、空室保証や家賃保証が付属しているのが一般的で、入居率にかかわらず毎月安定した家賃収入を獲得できるのも大きなメリットといえるでしょう。
しかし、こうした保証が付いている分、単純な管理代行に比べると手数料は高くなります家賃収入の10~15%ほどが相場です)。
他の管理方式と比べたときのメリット・デメリット
メリット
- 空室リスクがない…空室保証・家賃保証が付いているので、入居者が入らなくても毎月決められた家賃収入が得られます。定期収入が確約されるというのはオーナーにとって大きな安心材料になるでしょう。
- 家賃の滞納リスクがない…家賃保証が付いているということは、つまり滞納リスクもないということです。賃貸管理代行の場合は、入居者がいたとしても家賃を滞納されるリスクが。そうなると、収入が減るうえに回収の手間までかかります。これを省けるのは大きなメリットですね。
- 管理業務の手間が一切ない…サブリースでは、賃貸経営にかかわるすべての業務をサブリース会社が行います。そのため、オーナーはサブリース会社からの入金と報告を確認するだけでOK。賃貸管理のノウハウがない人や本業が忙しい人などでも、安心して賃貸経営を行うことができるのです。
- 確定申告が簡単になる…サブリースの場合、基本的な経費はサブリース会社への手数料のみとなります。そのため、確定申告に必要な経費の精算が非常にラクです。
デメリット
- 利益率が低い…家賃保証がある分、賃貸管理代行よりも手数料が高くなります(家賃収入の10~15%程度が相場)。
- 入居者を選べない…入居者の審査はサブリース会社が行うため、オーナーで選ぶことができません。サブリースの意向によって、モラルが低い人などが入居してしまう可能性もあります。